組み合わせて使うことで、MySQLの活用範囲が一気に広がります。
MySQLは優れたデータベースですが、単独だと操作がコマンドプロンプトからになります。
プログラマーなど、データベースのSQLに詳しい人なら、コマンドラインでの入力でもかまいません。
SQL文を使うと、データベースと対話形式で、データを扱えます。
しかし一般ユーザー、例えば会社の事務職など、
詳しい知識のない人は、コマンドプロンプトからは操作できません。
そこで登場するのがマイクロソフト社のAccessのようなソフトウェアです。
Access自体もとても優れたデータベースですが、
何といっても開発環境として便利なのです。
Accessには、VBEという統合開発環境があるし、VBAというプログラミング言語が使えます。
VBAはプログラミング初心者でも比較的わかりやすい言語です。
業務システムなどの開発に向いています。
つまり、データベースには高機能なMySQLを使い、
ユーザー側の画面はAccessで作ると、効率的に業務システムが開発できるわけです。
MySQLとAccessをつなげる方法はいくつかありますが、
MySQLのテーブルをAccessのテーブルとしてリンクするのが一番簡単です。
リンクされたテーブルは、Accessのテーブルと同様に扱えます。
もちろん、追加、更新、削除などの処理は、ちゃんとMySQL側に反映されます。
他にも同じくMicrosoft社のVisual Basic というプログラミング言語や、JavaなどからもMySQLを操作できますが、
開発効率という点では、Accessが圧倒的に便利でしょう。