・検索 SELECT
・追加 INSERT
・更新 UPDATE
・削除 DELETE
検索はデータを確認するために、これまでに何度も使っています。実は検索は奥が深いため、別の機会に詳しく解説します。
追加については以前に解説しましたが、更新、削除用のレコードを準備するために使います。復習を兼ねて一連の操作を試してみてください。
今回MySQLに接続するユーザーは「pgtop」ですので、間違えないように気を付けてください。
【1】以下の図を参考にMySQLを開始・接続します。
1.コマンドプロンプトを起動します。
2.「net start mysql」と入力し、「Enterキー」を押します。
3.「mysql -u pgtop -p -b」と入力し、「Enterキー」を押します。
4.パスワードを求められるので「12345」入力し、「Enterキー」を押します。
*「-b」オプションを付けて起動するとビープ音が出なくなります。
【2】以下のSQL文を入力し、使用するデータベースを選択します。
USE SampleDB040;
テーブルの中身を確認してみましょう。
【3】以下のSQL文を入力し、「Enterキー」を押します。
SELECT * FROM T01Prefecture;
【4】47件のレコードがあります。最後のレコードは沖縄県です。
【5】以下のSQL文を入力し、レコードを「追加」します。
INSERT INTO T01Prefecture (PREF_CD, PREF_NAME) VALUES(99,'ハワイ');
【6】レコードが追加されたことを確認してください。
SELECT * FROM T01Prefecture;
【7】以下のSQL文を入力し、レコードを「更新」します。
UPDATE T01Prefecture SET PREF_NAME = 'グアム' WHERE PREF_CD = 99;
【8】レコードが更新されたことを確認してください。
【9】以下のSQL文を入力し、レコードを「削除」します。
DELETE FROM T01Prefecture WHERE PREF_CD = 99;
【10】レコードが削除されたことを確認してください。
【11】既に存在する PREF_CD の番号を使って追加しようとすると、エラーが表示されます。
INSERT INTO T01Prefecture (PREF_CD, PREF_NAME) VALUES(1,'ハワイ');
これはPREF_CDには主キーが設定されているので、重複した値は入力できないからです。
DESC T01Prefecture;
【12】以下の図を参考にMySQLを終了・停止します。
1.「exit」と入力し、「Enterキー」を押します。
2.「net stop mysql」と入力し、「Enterキー」を押します。
【13】コマンドプロンプトは閉じてください。
【解説】
(1)更新のSQL文
UPDATE T01Prefecture SET PREF_NAME = 'グアム' WHERE PREF_CD = 99;
必ず WHERE 句で更新の対象となるレコードを指定します。忘れると全件同じデータで更新されてしまいますので気をつけてください。
(2)削除のSQL文
DELETE FROM T01Prefecture WHERE PREF_CD = 99;
削除の場合も同様に WHERE 句で対象となるレコードを指定します。忘れると全件削除されますので気をつけてください。
*WHERE 句は条件ですので複数のレコードを該当するようにして、まとめて更新、削除することもできます。また検索にも使えます。
例 WHERE PREF_CD > 39 で九州の都道府県が対象になる
これで検索、追加、更新、削除を一通り体験しましたので、データベースの基本的な操作はできるようになっているはずです。