Excelのような表計算ソフトは、インストールしたらすぐに利用できます。しかしMySQLのようなデータベースの場合は、どんなデータを保存するのかという設計が必要です。最初は面倒に感じますが、設計することで蓄積されたデータを効率よく利用できるようになります。
またMySQLではユーザーごとに、データベースに対してどのような操作を許可するのか設定することができます。これを権限付与といいます。
MySQLをインストールした段階では「root」という管理者ユーザーがありますが、rootはすべてのコマンドが使えるため、もしパスワードが漏れたらデータベースを改ざんされたり、削除される危険性もあります。
そこで通常は使えるコマンドを限定したユーザーを作成して、データベースを操作することになります。権限は細かく設定することができますので、セキュリティ面でかなり有効です。
例
・ユーザーA データベース作成、検索、追加、更新、削除ができる
・ユーザーB 検索だけできる
・ユーザーC 商品テーブルの商品名だけ検索できる
データベースを利用するまでの主な流れは以下のようになります。「MySQLの使い方 初級」ではデータベースを利用するための基本的な操作を、一通り学ぶことができます。
・rootで接続
↓
・データベース作成
↓
・テーブル作成
↓
・ユーザー作成
↓
・ユーザーに権限付与
↓
・ユーザーで接続
↓
・データ追加
↓
・データ更新
↓
・データ削除
他にも作成済みのテーブルに対して、フィールドの追加や削除、フィールド名やデータ型を変更したりすることができます。