今回はMySQLの中に、学習で使うデータベース「SampleDB040」を作成して、その中にテーブル「T01Prefecture」を作成するまでのSQL文と手順を解説します。
WindowsではSQL文は大文字小文字の区別はありませんが、区別される環境もあるようです。
【1】以下の図を参考にMySQLを開始・接続します。
1.コマンドプロンプトを起動します。
2.「net start mysql」と入力し、「Enterキー」を押します。
3.「mysql -u root -p」と入力し、「Enterキー」を押します。
4.パスワードを求められるので入力し、「Enterキー」を押します。

*パスワードはMySQLの初期設定で入力したものです。
*「-b」オプションを付けて起動するとビープ音が出なくなります。
例 mysql -u root -p -b
【2】「SHOW DATABASES;」と入力し、「Enterキー」を押します。

*どんなデータベースがあるのか確認するためです。
【3】既存のデータベース一覧が表示されました。まだ自分で作成したデータベースはありません。

次はデータベースを作成してみましょう。
【4】「CREATE DATABASE SampleDB040;」と入力し、「Enterキー」を押します。

【5】メッセージが表示され、新しいデータベースが作成されました。

【6】「↑キー」を数回押し「SHOW DATABASES;」を探します。表示されたら「Enterキー」を押します。

*以前に入力したコマンドは、コマンドプロンプトを閉じるまで記憶されていますので、矢印キーで呼び出すことができます。
【7】データベース一覧の中に、「sampledb040」が表示されています。

【8】「USE SampleDB040;」と入力し、「Enterキー」を押します。

【9】メッセージが表示され、使用するデータベースが選択されました。

【10】「SHOW TABLES;」と入力し、「Enterキー」を押します。

【11】sampledb040 の中にはまだテーブルが無いので、Empty(空)というメッセージが表示されています。

次はテーブルを作成してみましょう。
【12】以下のSQL文を入力し、「Enterキー」を押します。
CREATE TABLE T01Prefecture (
PREF_CD INT(3),
PREF_NAME VARCHAR(10),
PRIMARY KEY (PREF_CD)
);
*入力ミスなどで、長いSQL文を最初から入力しなければならないことがありますので、メモ帳などのエディタでSQL文を入力してコピー・ペーストしたほうが便利です。

【13】メッセージが表示され、テーブルが作成されました。

【14】「↑キー」を数回押し、「SHOW TABLES;」を探します。表示されたら「Enterキー」を押します

【15】今度は「t01prefecture」が表示されました。

【16】「DESC T01Prefecture;」と入力し、「Enterキー」を押します。

*以下は同じ結果になります。
DESC T01Prefecture;
DESCRIBE T01Prefecture;
SHOW COLUMNS FROM T01Prefecture;
【17】テーブルの構造が表示されました。テーブル作成のSQL文と構造を比較すると、どう反映されているかがわかります。
Field フィールド名
Type データ型
Null Nullを許可するかどうか
Key 主キー
Default 初期値
Extra オートインクリメントなど

*主キー(Primary Key)はレコードを確実に区別できる(一意である)フィールドに設定するため、重複したデータは入力できません。
*オートインクリメントを設定したフィールドは、自動的に数値が増えていきます。
【18】以下の図を参考にMySQLを終了・停止します。
1.「exit」と入力し、「Enterキー」を押します。
2.「net stop mysql」と入力し、「Enterキー」を押します。

【19】コマンドプロンプトは閉じてください。