一般のユーザーがコマンドプロンプトから直接MySQLを操作することは少なく、PHPやJavaなどのプログラミング言語で作ったシステムからGUI(Graphical User Interface)で操作します。
システムが完成したら問題ないのですが、開発中にテスト用のデータを追加したり変更したいときに、CUIではちょっと不便です。開発中はもっと簡単にデータを操作したいですね。
実はMySQLにはODBCドライバが用意されているので、Accessのようなデータベースから簡単に操作することができます。ODBC(Open DataBase Connectivity)とはデータベースにアクセスするためのAPIです。
ODBCを使えばMySQLのデータベースを、まるでAccessのテーブルのように扱うことができます。
高機能のMySQLと使いやすいAccessを組み合わせるとかなり便利です。一度設定してしまえばクエリやフォーム、レポートなどAccessの機能がそのまま使えます。
またAccessでユーザー側のシステムを開発することもできるし、Javaなどのプログラミング言語で開発する時にも、データベースが簡単に操作できると助かります。
AccessからMySQLを使えるようにするには以下の手順が必要です。
1.MySQL用のODBCドライバを入手
2.ODBCドライバのインストール
3.データソース(ODBC)を登録
4.Accessからテーブルのリンク
MySQL用のODBCドライバはMySQLのサイトからダウンロードすることができますので、次回に詳しく説明します。
【ワンポイント】
MySQLのデータベースをGUIで利用できるソフトは他にもあります。Accessの良いところはフォームやVBAを使ってプログラミングできることです。生産性のよいAccessを使えばMySQLを利用したシステムが簡単に作れます。